コンテナハウスにトイレを設置するために必要なことを徹底解説

コンテナハウスにトイレを設置するために必要なことを徹底解説

住宅や店舗としてコンテナハウスを利用する人は増えています。一般の住宅よりも工事期間が短く、低コストで建築できるのというのが理由です。

一方で、コンテナハウスには興味があるものの、トイレなどの設備に不安を感じるという人もいらっしゃいます。トイレは毎日利用するので、できるならば安心して使いたいものです。

そこで今回は、コンテナハウスのトイレに関してまとめました。コンテナハウスに興味のある方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

 

コンテナハウスのトイレは3種類

コンテナハウスで設置できるトイレは、大きくわけて3種類です。それぞれにはメリットやデメリットもあるので、予算や目的に合わせてトレイを選ぶことができます。

 

非水洗式トイレ

日本で使用されてきた落下式のトイレです。地域によっては「ボットン便所」とも呼ばれています。排せつ物をタンクに落とすというしくみになっています。

非水洗式トイレは、水を使用しないので、設置工事の費用と時間がかかりません。加えて、水道代がかからないので経済的というメリットもあります。

一方で、非水洗式トイレには、衛生面でのデメリットがあります。排せつ物をタンクにためるので、においがトイレの中に立ち込めてしまいます。さらに、ハエやウジの発生源になるという可能性もあるので注意が必要です。

ただし、最近では便器とタンクとの間の管をU字管にしたり、ヒーターや換気扇を設置することでにおいをおさえるトイレなどもあります。

 

簡易水洗式トイレ

簡易水洗式トイレとは、少量の水で排せつ物を洗い流すトイレのことです。フットペダルなどの装置がトイレに設置されており、フットペダルを踏むことで、洗浄水が便器の汚れを落とします。

排せつ物については、非水洗式トイレと同じようにタンクにためます。そのため、バキュームカーなどによるくみだしが必要です。

簡易水洗式トイレは、においがこもりにくく清潔に使用できるというメリットがあります。また、少量の水を使うので、水道代のコストを抑えることができます。

一方で、排せつ物が一定量に達した場合には、くみださなければならないというデメリットがあります。また、定期的な水の補充が必要なので、不便に感じる人もいるようです。

 

水洗式トイレ

水洗式トイレとは、排せつ物を水で流すタイプです。給水と排水設備があるのが特徴です。コンテナハウスの水洗式トイレは、通常の水洗式トイレと同じように使用できます。ウォシュレットなどの装置を取り付けることも可能なので、快適に利用できるでしょう。

水洗式トイレのメリットは、非水洗式トイレのようなにおいが抑えられることです。タンク内の排せつ物をくみ取る必要がないので、手間がかかりません。

デメリットとしては、ほかのタイプのトイレよりも設置費用がかかることが挙げられます。加えて、毎回の使用に水道代がかかるので注意も必要です。

水洗式トイレなら、トイレを使用するストレスがなく、快適に利用できるでしょう。

 

コンテナハウスにトイレを設置するために必要なこと

コンテナハウスにトイレを設置するために必要なこと

ここでは、コンテナハウスにトイレを設置するために必要なことを紹介します。特に、水洗式トイレに関しては、給水や排水などの設備も必要になるのでチェックしておきましょう。

 

トイレのスペースを確保する

コンテナハウスにトイレを設置するためには、トイレのスペースの確保が必要です。建築用コンテナハウスの基本的なサイズは、20フィート(約4.29坪)と40フィート(約16.2坪)です。トイレのみを設置するのか、シャワーなどの浴室も設置するのか、検討しながら決めるとよいでしょう。

 

排水の設備工事を行う

水洗式トイレを設置する場合には、排水の設備工事が必要です。

トイレによる汚水は、下水道に流します。そのため、配管工事をして汚水を下水道に流すための工事を行います。また、トイレの排水で使用する配水管は、硬質塩化ビニル管や排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管などがあります。

 

給水の設備工事を行う

水洗式トイレを設置する場合、給水の設備工事も必要です。

コンテナハウスの給水工事では、加圧ポンプを使って水をコンテナハウスに送り込む「ポンプ直送方式」や水道本管から引き込んだ水を受水槽にためておく「高置水槽方式」などがあります。

 

トイレを設置する

メーカーやトイレのスペース、タイプによっても金額が異なるので、家族で検討しながら好みのトイレを選びましょう。

洋式タイプのトイレを設置するときには、排水するための圧力が必要です。トイレに用いられる圧力の方式は、低い水圧で流すロールタンク方式と高い圧力で流すフラッシュバルブ方式の2種類があります。

 

まとめ

コンテナハウスでは、非水洗式トイレ簡易水洗トイレ水洗式トイレの3種類があります。予算や目的に合わせて、最適なトイレを選びましょう。トイレを設置するときには、スペースの確保が必要です。コンテナのサイズを考えながら、慎重に検討するとよいでしょう。

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