コンテナハウスが低コストである理由とは？詳しく解説

家を建てる際にはそれなりに費用が発生するものです。土地代や建築費など挙げだしたらキリがありませんが、できる限りコストは抑えたいですよね。

そこでおすすめなのが、通常の戸建て建築に比べて低コストであることが特徴の一つであるコンテナハウスです。そこで今回はコンテナハウスが低コストである理由などについてご紹介いたします。

 

戸建ての建築費用

初めて家を建てる方の中には、一体どのような費用がいくらくらい発生してしまうのかわからずに不安に感じていらっしゃるかもしれません。戸建ての場合ですと、家を建てる際に基本的には以下の費用が発生します。ただしこれはあくまでも家を建てることに関する費用となりますので、これまで住んでいた家からの引越し費用や、新居での暮らしのために新調する家具などの費用も別途かかるということを忘れてはなりません。

 

土地費用

当然のことではありますが、家を建てる場合にはまず建てる土地が必要となります。まれに親から贈与や相続などによって所有している土地がある方もいらっしゃいますが、ほとんどの方が土地の購入をすることになります。土地は立地によって金額が大きく変動するものです。

郊外であれば比較的安くなる傾向にありますが、都市部や繁華街周辺などの人気エリアの場合には桁違いの金額になることも珍しくありません。予算に余裕があれば問題はないでしょうが、限りある予算の中でこの後ご紹介する建築費用のことまで考えると、土地の面積と土地代を真剣に考えることになるでしょう。

 

建築費用

建築費用はいえ本体を建築する際に発生する費用です。購入した土地に対して基礎工事を行い、その上で家本体を建築していくために必要となるのです。土地の場合は面積と土地代によって費用を算出することが出来ますが、建築費用の場合には、内装や間取り、使用する建築資材の値段によって決まります。そのため、実際にどのようなグレードの家具や設備を付けるのかによって大きく変動する可能性がある部分となります。

 

登記などの手続き費用

家を建てる際には設計も必要ですし、不動産業者の方への仲介手数料や建てた家の登記をするための費用など諸々の手続きに関する費用というのも発生することになります。概算だけでも知っておきたいという場合には、土地と建築費用の合計に対して10〜15％発生すると考えていただければ概ね相違はないでしょう。

 

コンテナハウスの建築費用

コンテナハウスを建築する場合の費用ですが、土地費用や建築費用など基本的には通常の建築物と変わりません。むしろ項目としてはコンテナの購入費用がプラスされることになります。しかし、土地代は別としても建築費用に関しては圧倒的にローコストであるというのがコンテナハウスの特徴と言えるでしょう。

コンテナハウスの建築費用ですが、購入したコンテナを住居と呼べるレベルにまで整備するために費用です。例えばコンテナには窓は換気口が一切ありませんので、窓や換気扇などを設置する必要があります。生活する上で最低限必要となるトイレやお風呂などの設備も欠かすことは出来ません。また、そのままですと鉄の塊であるが故に夏や冬などの季節では外気温に大きな影響を受けてしまいますので、断熱加工を施すことによって快適な空間へと変化させます。

その他手続き費用に関しては戸建てなどと同じ様に発生しますので、コンテナハウスを建てる際に発生する費用の中で大きな違いとなるのが建築費用の部分となるでしょう。

 

コンテナハウスのコストが低い理由

コンテナハウスのコストが低い理由ですが、コンテナそのものの費用が安いということがまず挙げられます。通常の戸建て等の場合ですと、建築費だけでも数千万円かかってしまいますが、コンテナそのものは100万円前後で購入することが出来ます。この時点で金額に大きな差が生まれるというわけです。先述の通り住居にするための整備費用を足したとしてもコストは低いというわけです。

コンテナは重量鉄骨での建築物となりますが、同じ重量鉄骨による建築物と比べるとコストは低くなっています。しかし、木造建築と比べた場合にはコンテナハウスのほうが若干高くなってしまうでしょう。とはいえ、素材が異なる比較にはそれほど意味はありませんので、重量鉄骨を浸かった建築をするということで考えるとメリットは大きいといえるでしょう。

また、日本の場合には建築物を建てる際に建築基準法によって決められている様々な決まりを守る必要がありますが、海外の場合にはそうした縛りがないため日本でコンテナハウスを建てるよりもさらに安価となる可能性があります。

 

お店の開業にもピッタリ！

コンテナハウスは個人の方の住居としてもおすすめですが、建築時の費用がローコストですのでお店としても利用にもピッタリといえるのではないでしょうか。レストランやカフェなど業態に関わらず、お店を持つ場合には開業資金がまずはハードルとなるでしょう。そのためできる限り費用を抑えたいと思われる方は多いはずですので、コンテナの持つスタイリッシュでおしゃれな雰囲気を活かせるのであれば、コンテナハウスで建築するというのも良い選択肢といえるのではないでしょうか。

居抜き物件などを活用した場合に比べるとコンテナハウスのほうがやや割高になってしまう可能性はありますが、既存の建物ではなく新築が良いという要望をお持ちでしたらコンテナハウスのメリットがあります。

 

まとめ