コンテナハウスに電気を引くのは大変な作業?誰に依頼すべきか

コンテナハウスに電気を引くのは大変な作業?誰に依頼すべきか

コンテナハウスを建設するといっても、コンテナを持ってきて空き地に置けばそれで暮らせるわけではありません。コンテナハウスでクラス以上最低限必要なのが電気、ガス、水道などのライフラインの確保です。
そこでここでは、コンテナハウスに電気を引き込むために必要な方法や費用、また裏技などをご紹介しましょう。

 

電気工事はどこでもできる?

電気工事はどこでもできる?

コンテナハウスを設置する場所によっては、電気を引くのが大変な場所もあるかと思います。例えば山の中にセカンドハウスとして建設する場合、近くに電線が届いていないと、なかなかの大工事になりますが、電気を引くこと自体可能なのでしょうか?

 

基本的な工事費用は無料?

意外と思われるかもしれませんが、電気を引き込む場合の工事費用は一部無料になります。これは、近隣の電信柱などから、コンテナハウスの外側まで電線を引く作業の工賃が無料になるからです。

建物の外側までの電線などの設備に関しては、所有権が電力会社になります。電力会社の所有物の設置のため、利用者が料金を支払う必要がないということになります。

もちろん電信柱までの距離が数kmあり、何本も電信柱を新設する場合は話が変わりますが、電信柱を1本建てる程度であれば、電力会社が費用を持ってくれる場合がほとんどです。

 

室内に引き込むには有料工事が必要

電線がコンテナハウスの外まで届いていても、室内に電気が通るわけではありません。室内に電気を通し、電気を利用できるようにするには、まず新規の電力会社用のメーターを設置し、ブレーカーを取り付ける場所を確保し、分電盤を用意する必要があります。

これだけのものが用意できているとしても、電気を通す作業ができるのは、電気工事士の資格を持っている人に限られますので、資格のない個人が行うのは違法であるうえに非常に危険になります。

 

電気工事は誰に頼む?

ではこの電気工事ですがどこに依頼するのがいいのでしょうか?電気工事を依頼できる業者ごとに考えてみましょう。

 

電気工事業者

こういった電気の配線工事を専門に行っている業者がいます。電気工事業者であれば、まず問題なく作業を請け負ってくれます。ただし、特別料金が安いということはなく、一般的な料金かそれ以上での作業となると考えた方がいいでしょう。

さらに考えれば、電気工事業者を自分で探し、コンテナハウス建設後に見積もりなどを行ってからの引き込み作業となりますので、時間や手間は多くかかる方法となります。

 

ハウスメーカーにまとめて依頼する

コンテナハウスを建設するということは、ハウスメーカーに建設を依頼するのが一般的です。この時まとめてハウスメーカーに電気の引き込みに関してもお任せするのが賢い方法でしょう。

ハウスメーカーは提携する電気工事業者がありますので、比較的予算を抑えて工事をお願いすることが可能です。さらに言えば、建設工事の中に、電気工事の日程も組み込んでくれますので、時間も手間もかからないのが魅力です。

 

電気の引き込み工事を無料にする方法

電気の引き込み工事を無料にする方法

コンテナハウスに電気の引き込みを行う場合、引き込みの手数料を無料にする方法が存在します。ただし、この方法は限られた場合にしか利用できませんのでご注意ください。

 

自動販売機設置業者に連絡する

電気の引き込み工事を無料にする方法は、自動販売機を設置する業者に連絡をし、コンテナハウスの目の前に自動販売機を設置することです。自動販売機を設置すると、必然的に電気が必要となります。この電力は設置した家が受け持つのが基本ですので、コンテナハウスに電気が通っている必要があるわけです。

そこで自動販売機設置業者に、電気の引き込み工事を無料でやってくれるなら自動販売機を置いてもいいと伝えましょう。ほとんどの自動販売機設置業者は、喜んで電気の引き込み工事を無料で請け負ってくれます。

ただしこの方法が利用できるのは、コンテナハウスの前にある程度人通りがあり、自動販売機の売り上げが期待できる場合に限られます。あまり人が通らない場所では、自動販売機の設置業者も設置したがりませんのでこの方法は利用できません。

 

3相200Vで電気料金も節約

もし自動販売機設置業者が、電気工事を無料で請け負ってくれるのであれば、「3相200Vでお願いします」と伝えましょう。3相200Vとは、業務用の電源のことで、通常の一般家庭の電源よりも大きな電源になります。

この3相200Vの電源を設置したら、あとは変電器で100Vに変換してコンテナハウス内で使用すると、通常の半分の電流で電気製品を使用できます。電気料金は電流の量で決まりますので、単純計算で電気料金が半額になるということになります。

自動販売機設置業者に「3相200V」と伝えれば、業者もすぐに「節電を考えている」ことに気づきますので、よりよい提案をしてもらえるでしょう。

 

まとめ

コンテナハウスで暮らすには電気の引き込みは必須の作業になります。電力会社や電気工事業者、引き込む場所によって費用は様々ですが、一般的な引き込み料金を考えると10~15万円程度が相場となります。

自動販売機を設置するという裏技もありますが、コンテナハウスを建設する場所によって使えるかわかりませんし、使えたとしても自動販売機の管理は自身の作業となりますので、どうしても電気料金を抑えたい方以外にはあまりおすすめできません。

最善策はやはりハウスメーカーにまとめて依頼をすることです。「モデルノデザイン」でも、もちろん電気設備工事を請け負っています。ハウスメーカーに丸投げすれば、自分で業者を探す手間や、電気工事の日程を考える手間も必要ありません。ベストなタイミングで設備工事を行えますので、ストレスも感じることはないでしょう。

「モデルノデザイン」で電気設備工事も一括でお任せいただいた場合、もちろん明確にわかる見積書、明細書をご提示させていただきますので、費用面の不安もありません。

コンテナハウスの建設をお考えの場合は、電気などのライフラインなどもまとめて請け負っている弊社にお任せください。