コンテナハウスを長く維持するために必要なメンテナンスとは?

コンテナハウスを長く維持するために必要なメンテナンスとは?

コンテナハウスは重量鉄骨住宅ですから、しっかりとメンテナンスを行えば100年暮らすことも可能といわれています。では、どのようなメンテナンスを、どの程度の頻度で行うと長く暮らすことができるのでしょうか? コンテナハウスならではの問題点とともにチェックしていきましょう。

 

コンテナハウスも一般住宅と変わらない

コンテナハウスのメンテナンスと考えた場合、一般的な住宅のメンテナンスと大きな変化はありません。同じように電気を引き、水道を引いているわけですから、こういったライフライン関係のメンテナンスも必要になります。

 

コンテナハウスと一般的な一戸建ての違い

コンテナハウスと一般的な一戸建ての住宅にはどのような差があるのでしょうか? 建設前に基礎を打ち、その基礎に固定するように住宅を建て、耐震強度なども計算して建設するということを考えれば、コンテナハウスだからと言って特別なことは何もありません。

強いて言えばその構造に違いがあります。一般的な一戸建て住宅は、木造建築であったり軽量鉄骨住宅であったりすることが多いかと思いますが、JIS規定の鋼材で作られたコンテナハウスは重量鉄骨構造ということになります。

では、コンテナハウスならではのメンテナンスのポイントを確認しておきましょう。

 

コンテナハウスの特徴的なメンテナンスポイント

コンテナハウスを長く維持するために必要なメンテナンスとは?

コンテナハウスのメンテナンスで真っ先に思いつくのが「錆対策」です。上でも書いた通り、鋼材を使用しているコンテナハウスは、外壁が全体的に鋼材、つまり鉄ということになります。鉄である以上防錆対策は非常に重要なポイントといっていいでしょう。

 

コンテナハウスの防錆対策

コンテナハウスの多くは、外壁がキレイにカラーリングされています。これは単にかわいいからであったり、住む人の好みだったりというだけではありません。鋼材を錆から守るために、防錆効果のある塗料でカラーリングを施しているということになります。

普通に住んでいる間にも、雨や雪は降りますので、いくら防錆対策済みの外壁でも、徐々に錆の可能性は高まります。そこでメンテナンスが必要ということになります。

メンテナンスの期間は、コンテナハウスの建てられている場所にもよりますが、おおむね3~5年に一度といわれています。メンテナンスの方法としては、ハウスメーカーや外壁補修工事業者がコンテナハウスの外壁や屋根をチェック。塗装が剥げていたり、錆が始まっていたりする箇所がないかをチェックします。

部分的な防錆対策であれば、錆の危険性が高い場所に、改めて防錆効果のある塗料で色を塗りなおすという方法がとられます。ただしこの方法にはひとつ問題があります。

 

塗り直しによる色ムラの発生

あまり気にしない方や、目立たない部分であれば大きな問題ではありませんが、そうでない場合「色ムラ」ができてしまうことが考えられます。

最初に塗った塗料と全く同じ塗料で塗りなおしても、もともとの壁はある程度日焼けなどで変色をしていますので、新しく塗った部分だけちょっと色が変わるということになります。こういった色ムラがどうしても気になるのであれば、コンテナハウス全体を塗りなおすという方法もありますが、当然予算はかかります。

特に海に近く毎日潮風にさらされているようなコンテナハウスは錆も早いため、その都度塗り替えるのか、しばらくは部分塗りで対応して、10年に一度全塗装をするのかなど考えておいた方がいいかもしれません。

 

コンテナハウスの防水対策

コンテナハウスの防水対策

複数のコンテナを組み合わせているコンテナハウスや、コンテナに取り付けられた窓やドアの周辺は防水対策が重要な場所となります。

 

シーリング補填で防水対策強化

複数のコンテナをつないでいる場合のつなぎ目や、窓やドアを設置した場所の周囲にはシーリングという防水対策が施されています。

一般的に住宅用のコンテナも、制作時にはドアも窓もありません。住人の方の要望に合わせてコンテナの壁に穴をあけ、そこに窓やドアをはめ込むのが一般的です。この穴をあけた部分とドアのパーツ、窓のパーツの間は、シーリングというゴム製の素材で穴埋めをします。

このシーリングが長く過ごすうちに劣化してきますので、定期的にシーリングを補填し、防水能力をキープする必要があります。防水性が劣化しても、水が室内に漏れてくることは少ないといわれていますが、水の影響でコンテナの鋼材が錆びる可能性は高くなります。水が漏れていなくても定期的にシーリングの補填は行うべきでしょう。

窓やドアだけではなく、2つ以上のコンテナをつなぎ合わせている場合はそのつなぎ目にもシーリングの補填が必要です。長年暮らしている中で、コンテナが変形したり、一が少しずれたりするだけで、水漏れの可能性は高まってしまいます。こちらも定期的にチェックしましょう。

 

シーリング補填の目安は?

シーリングの補填に関しても、コンテナハウスが建てられている場所により差はありますが、おおよそ5年程度を目安にメンテナンスを行うのがオススメです。その時には何の問題はなくても、問題が起きてからでは遅いので、早めの処置を考えておきましょう。

 

まとめ

「モデルノデザイン」では、単にかっこいいコンテナハウスを提供するだけではなく、そのコンテナハウスで長く生活をしていただけるよう最大限のアフターサービスを行っています。

コンテナハウスはメンテナンス次第では100年暮らせる丈夫な住宅です。しかし、そのメンテナンスを疎かにしてしまうと、一気に寿命が縮まります。コンテナハウスをコンテナごとの施工になりますので、不具合箇所を一か所のみ修理するには限界があります。

暮らせないほどの問題が出てしまった場合、最悪コンテナごと買い替えなどという可能性も否定できません。そんなことにならないよう、長く住んでいただけるよう、一度お手伝いさせていただいた物件には、長くお付き合いさせていただきます。皆様が安心して暮らせるよう、「モデルノハウス」がきっちりとメンテナンスまでさせていただきます。